2月3日、12月市議会の報告会を開催しました。20数名の方が参加して頂き、ありがとうございました。
報告会には森下府会議員も出席し、知事の政治姿勢や4月の知事選の問題などを中心に報告しました。
報告内容は以下の通りです。
4月から国保料が値下げへ
日本共産党と市民の運動で、前進した課題として国民健康保険料の引き下げです。
国民健康保険制度は、2018年4月から都道府県単位で広域化されます。
京都府で広域化されることにより、国保料の値上げが懸念されていましたが、八幡市は来年度の国保料の値下げの見通しを示しました。
府の試算では、課税所得200万円で夫婦と子ども2人の4人家族の場合、年間41万円ですが、6万円も高かったことが判明しました。
その後、2月1日に八幡市の国保運営協議会が開かれ、市は課税所得200万円の4人家族の国保料を37万円で示しました。
府下で最高額だった八幡市の国保料を返上できるかどうかはまだ分かりませんが、この間の運動が実りました。
新入生の入学準備金を入学前に支給
所得の低い世帯が利用できる就学援助制度には、小学校・中学校の入学時に支給される入学準備金があります。
八幡市では、これまで入学後の5月以降に支給されていました。
この間、日本共産党議員団が質問や要望を重ねる中で、ようやく市は12月議会の補正予算に入学前に支給できるように1635万円を計上しました。支給は3月頃になります。
プラスチックごみを毎週回収せよ
八幡市ではプラスチック容器包装の回収は2週間に1回ですが、年末年始のゴミ回収日程で、市内の6割の地域で4週間も回収されないという事態を招きました。
2週間に1回の回収を続けていると、年末年始の休業と重なると4週間、回収されないということが起こってしまいます。他の自治体と同様に、毎週回収すべきです。
今日の議会報告会では、参加した方から「プラスチックごみはかさばるから回収のない週は可燃ごみとして出している。資源ごみなら毎週回収してほしい」という意見が出ました。
水道料金値上げに続き、さらに福祉減免を廃止
八幡市は、9月議会で水道料金値上げ条例を強行しました。 さらに12月議会で上下水道料金の基本料金減免を、来年度以降2段階で廃止すると表明しました。
水道料金の値上げで、市民の負担は17%、年間1億7000万円増えます。 福祉減免は、市民税非課税の高齢者世帯、ひとり親世帯など1300世帯に影響します。
2か月で水道を30立方メートル使用する場合、32%もアップします。庶民狙い撃ちの値上げです。
差し押さえを乱発
不況による給与・所得の減少、年金切り下げで、「高すぎる税・国保料を払えない人」が続出しています。
税・国保料の徴収のために、八幡市が銀行・郵便局の預貯金を差し押さえるケースが相次いでいます。生活実態を考慮しない差し押さえはやめるべきです。
「子育て応援の請願署名」日本共産党のみ賛成で不採択に
12月議会では、市民の方から提出された「子育て応援、ゆきとどいた教育の実現」を求める請願署名(2370名)を審議しました。
請願は、小児夜間救急の充実、子どもの医療費高校卒業まで無料に、少人数学級の拡充、給食の放射線量測定、修学旅行費の公費補助の復活を求めています。
残念ながら、日本共産党(4人)だけが賛成し、他の会派や無所属の議員が賛成せずに不採択となりました。
日本共産党は、市民の声にこたえる市議会への改革をめざして頑張ります。