6月議会 一般質問をおこないました
公立保育園、幼稚園、認定こども園の再編問題について 八幡市が発表した、公立保育園、幼稚園、認定こども園の再編に関する提言について質問しました。
八幡市は、八幡小校区、くすのき小校区、有都小校区の3つの小学校区にある就学前施設をおおむね5年以内に再編するとしています。
八幡小校区では、みその保育園を廃園にして八幡幼稚園と統合し、八幡幼稚園の敷地に認定こども園を新設する。 くすのき小校区では、八幡第二幼稚園を廃園にして八幡第四幼稚園として統合し、認定こども園にする。 有都小校区では、みやこ保育園を廃園にして有都こども園に統合する。 私は、今後5年間の実施スケジュール、具体化、必要な予算、保護者への説明などについて質問しました。
市は「保護者に十分に説明し、できるところからすすめる」という答弁をおこない、「施設整備に必要な予算は実施設計していないから分からない。再編全体に必要な費用の概算も分からない」と数字すら示すことができませんでした。
さらに、国からの施設整備の補助金はいくらかと質問すると「補助金はない」と答えたのです。
財源の確保も実施までのスケジュールも示さず、保護者には認定こども園のメリットだけを説明し統廃合を迫るやり方は、到底納得できるものではありません。
職員組合との正式な協議もおこなっていないことも分かりました。
保育するのは保育士、幼稚園教諭、保育教諭など職員です。職員のみなさんの理解、やる気がなければ「保育の質」は向上しないと思います。
国民健康保険料の軽減について 国保の広域化に伴い国保料の値上げが懸念されていましたが、八幡市では、課税所得200万円で夫婦と子ども2人の世帯の場合、年間41万円の国保料が37万円と4万円引き下げることができました。
八幡市の国保料は、これまで府下でトップクラスの金額だったので、今年度の他の自治体の国保料との比較を聞きました。
2018年度 国民健康保険料の比較 ※課税所得200万円 夫婦と子ども2人の場合
市 年間保険料(円) 八幡市 370,380 円 福知山市 370,110 円 城陽市 368,430 円 宇治市 368,030 円 向日市 363,560 円 亀岡市 361,520 円 木津川市 359,380 円 京都市 358,930 円 長岡京市 350,780 円 綾部市 341,290 円 舞鶴市 340,990 円 京田辺市 312,060 円 今年度も八幡市が一番高い国保料ということが分かりました。
私は、国保料のなかで、世帯の人数が増えるほど保険料が上がる仕組みの均等割を減免すべきではないかと市の見解を質問しました。
市は「市単独でおこなうものではない。国に対して要望している」と答弁しました。
子どもの均等割減免をおこなっている自治体のことを紹介して制度の創設を迫りました。
八幡市の国保会計は黒字になっており、2017年度は5100万円の黒字だったので、一般会計から国保会計への繰り入れをやめたのです。5100万円あれば均等割減免の実施も可能です。
また、国保の滞納分を今年度から京都税機構へ移管するようになりました。4月で3302件、人数では2092人分を移管したことがわかりました。
しかし、滞納相談の件数を質問しても、把握できていないことが分かったのです。
税機構では、住民税や法人税などの税金、国保料などの督促、徴収業務をあつかっているため税目ごとの相談件数は集計していないというのです。
これでは行政の役目を果たしていない、移管はやめて市でこれまで通り国保料の滞納の相談にのるべきだと迫りました。
これまで市役所の担当窓口に相談へ来た場合、分納した方には国保の短期保険証を発行していました。
しかし、税機構へ移ったことにより、すぐに滞納分を納めることができません。
このような場合、税機構へ相談することを前提に、短期保険証を発行することにしたという答弁でした。
これは、とても大事な答弁です。私は、こういう対応をしていることを広く知らせることが必要だと、市民への周知を求めました。