議会報告

12月議会報告 一般質問より
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体育館にエアコン 12月議会では、一般質問で避難所にもなる学校体育館のエアコン設置について取り上げ、前向きな答弁があり大きく前進しました。 政府の事業債を活用へ 学校体育館のエアコン設置について、市教委は、設置を検討すると答弁しました。 設置経費は、国が7割を地方交付税として負担する「緊急防災・減債事業債」を活用したいと述べました。 9月議会、政府交渉で前進 学校の体育館のエアコン設置をめぐっては、9月議会で共産党の質疑で市長は、国と京都府に設置へ向けた制度の拡充を要望したと答弁しました。 11月におこなった政府交渉で、文部科学省に国の助成・支援の拡充を要望していました。 水道民営化 フランス「ヴェオリア」社のHPに「八幡営業所」と無断記載 国会で水道民営化法が可決されましたが、八幡市では5年前から、上下水道料金の徴収業務をフランスの水メジャー「ヴェオリア・ジェネッツ社」に委託しています。 12月議会では、同社のホームページに八幡市へ相談もなく「八幡営業所」と記載されている問題を指摘したところ、市は委託内容から逸脱していることを認め、ホームページの表現を是正しました。 各地で問題化 一般新聞も報道 この問題では続編があります。 一般質問の後、全国展開しているヴェオリア社が自治体に無断でホームページに営業所として記載していることに各地の自治体から抗議があり、同社のホームページの営業所表記を削除したことが朝日新聞の報道で明らかになりました。
6月議会 一般質問をおこないました
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公立保育園、幼稚園、認定こども園の再編問題について 八幡市が発表した、公立保育園、幼稚園、認定こども園の再編に関する提言について質問しました。 八幡市は、八幡小校区、くすのき小校区、有都小校区の3つの小学校区にある就学前施設をおおむね5年以内に再編するとしています。 八幡小校区では、みその保育園を廃園にして八幡幼稚園と統合し、八幡幼稚園の敷地に認定こども園を新設する。 くすのき小校区では、八幡第二幼稚園を廃園にして八幡第四幼稚園として統合し、認定こども園にする。 有都小校区では、みやこ保育園を廃園にして有都こども園に統合する。 私は、今後5年間の実施スケジュール、具体化、必要な予算、保護者への説明などについて質問しました。 市は「保護者に十分に説明し、できるところからすすめる」という答弁をおこない、「施設整備に必要な予算は実施設計していないから分からない。再編全体に必要な費用の概算も分からない」と数字すら示すことができませんでした。 さらに、国からの施設整備の補助金はいくらかと質問すると「補助金はない」と答えたのです。 財源の確保も実施までのスケジュールも示さず、保護者には認定こども園のメリットだけを説明し統廃合を迫るやり方は、到底納得できるものではありません。 職員組合との正式な協議もおこなっていないことも分かりました。 保育するのは保育士、幼稚園教諭、保育教諭など職員です。職員のみなさんの理解、やる気がなければ「保育の質」は向上しないと思います。 国民健康保険料の軽減について 国保の広域化に伴い国保料の値上げが懸念されていましたが、八幡市では、課税所得200万円で夫婦と子ども2人の世帯の場合、年間41万円の国保料が37万円と4万円引き下げることができました。 八幡市の国保料は、これまで府下でトップクラスの金額だったので、今年度の他の自治体の国保料との比較を聞きました。 2018年度 国民健康保険料の比較 ※課税所得200万円 夫婦と子ども2人の場合 市 年間保険料(円) 八幡市 370,380 円 福知山市 370,110 円 城陽市 368,430 円 宇治市 368,030 円 向日市 363,560 円 亀岡市 361,520 円 木津川市 359,380 円 京都市 358,930 円 長岡京市 350,780 円 綾部市 341,290 円 舞鶴市 340,990 円 京田辺市 312,060 円 今年度も八幡市が一番高い国保料ということが分かりました。 私は、国保料のなかで、世帯の人数が増えるほど保険料が上がる仕組みの均等割を減免すべきではないかと市の見解を質問しました。 市は「市単独でおこなうものではない。国に対して要望している」と答弁しました。 子どもの均等割減免をおこなっている自治体のことを紹介して制度の創設を迫りました。 八幡市の国保会計は黒字になっており、2017年度は5100万円の黒字だったので、一般会計から国保会計への繰り入れをやめたのです。5100万円あれば均等割減免の実施も可能です。 また、国保の滞納分を今年度から京都税機構へ移管するようになりました。4月で3302件、人数では2092人分を移管したことがわかりました。 しかし、滞納相談の件数を質問しても、把握できていないことが分かったのです。 税機構では、住民税や法人税などの税金、国保料などの督促、徴収業務をあつかっているため税目ごとの相談件数は集計していないというのです。 これでは行政の役目を果たしていない、移管はやめて市でこれまで通り国保料の滞納の相談にのるべきだと迫りました。 これまで市役所の担当窓口に相談へ来た場合、分納した方には国保の短期保険証を発行していました。 しかし、税機構へ移ったことにより、すぐに滞納分を納めることができません。 このような場合、税機構へ相談することを前提に、短期保険証を発行することにしたという答弁でした。 これは、とても大事な答弁です。私は、こういう対応をしていることを広く知らせることが必要だと、市民への周知を求めました。
12月議会報告会を開催
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2月3日、12月市議会の報告会を開催しました。20数名の方が参加して頂き、ありがとうございました。 報告会には森下府会議員も出席し、知事の政治姿勢や4月の知事選の問題などを中心に報告しました。 報告内容は以下の通りです。 4月から国保料が値下げへ 日本共産党と市民の運動で、前進した課題として国民健康保険料の引き下げです。 国民健康保険制度は、2018年4月から都道府県単位で広域化されます。 京都府で広域化されることにより、国保料の値上げが懸念されていましたが、八幡市は来年度の国保料の値下げの見通しを示しました。 府の試算では、課税所得200万円で夫婦と子ども2人の4人家族の場合、年間41万円ですが、6万円も高かったことが判明しました。 その後、2月1日に八幡市の国保運営協議会が開かれ、市は課税所得200万円の4人家族の国保料を37万円で示しました。 府下で最高額だった八幡市の国保料を返上できるかどうかはまだ分かりませんが、この間の運動が実りました。 新入生の入学準備金を入学前に支給 所得の低い世帯が利用できる就学援助制度には、小学校・中学校の入学時に支給される入学準備金があります。 八幡市では、これまで入学後の5月以降に支給されていました。 この間、日本共産党議員団が質問や要望を重ねる中で、ようやく市は12月議会の補正予算に入学前に支給できるように1635万円を計上しました。支給は3月頃になります。 プラスチックごみを毎週回収せよ 八幡市ではプラスチック容器包装の回収は2週間に1回ですが、年末年始のゴミ回収日程で、市内の6割の地域で4週間も回収されないという事態を招きました。 2週間に1回の回収を続けていると、年末年始の休業と重なると4週間、回収されないということが起こってしまいます。他の自治体と同様に、毎週回収すべきです。 今日の議会報告会では、参加した方から「プラスチックごみはかさばるから回収のない週は可燃ごみとして出している。資源ごみなら毎週回収してほしい」という意見が出ました。 水道料金値上げに続き、さらに福祉減免を廃止 八幡市は、9月議会で水道料金値上げ条例を強行しました。 さらに12月議会で上下水道料金の基本料金減免を、来年度以降2段階で廃止すると表明しました。 水道料金の値上げで、市民の負担は17%、年間1億7000万円増えます。 福祉減免は、市民税非課税の高齢者世帯、ひとり親世帯など1300世帯に影響します。 2か月で水道を30立方メートル使用する場合、32%もアップします。庶民狙い撃ちの値上げです。 差し押さえを乱発 不況による給与・所得の減少、年金切り下げで、「高すぎる税・国保料を払えない人」が続出しています。 税・国保料の徴収のために、八幡市が銀行・郵便局の預貯金を差し押さえるケースが相次いでいます。生活実態を考慮しない差し押さえはやめるべきです。 「子育て応援の請願署名」日本共産党のみ賛成で不採択に 12月議会では、市民の方から提出された「子育て応援、ゆきとどいた教育の実現」を求める請願署名(2370名)を審議しました。 請願は、小児夜間救急の充実、子どもの医療費高校卒業まで無料に、少人数学級の拡充、給食の放射線量測定、修学旅行費の公費補助の復活を求めています。 残念ながら、日本共産党(4人)だけが賛成し、他の会派や無所属の議員が賛成せずに不採択となりました。 日本共産党は、市民の声にこたえる市議会への改革をめざして頑張ります。
2017年度9月議会 一般質問
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2017年度9月議会では、4つのテーマで一般質問をおこないました。 平和施策の充実について 7月に国連で核兵器禁止条約が採択されました。唯一の戦争被爆国である日本政府が反対し、条約に署名しません。 八幡市は、京都府下で最初に『非核平和都市宣言』をおこなった自治体として、政府へ核兵器禁止条約に署名するよう働きかけるべきだと迫りました。 しかし、市は、「国が判断されることであり、働きかけはおこなわない」という答弁でした。市民の核廃絶に背を向ける答弁は残念でした。 八幡市臨時職員の雇用条件の改善について 正規職員を削減する一方で、臨時職員の雇用が増加しています。同じ人が契約更新を繰り返して1年以上働いているのに、有給休暇が増えていませんでした。 この間、議会で取り上げるなかに、ようやく今年度から1年以上働いている371人の臨時職員に、勤務年数に応じて有給休暇を増やす改善をおこなったという答弁がありました。一歩前進しました。 介護保険料の引き下げについて 来年度、介護保険料の改定がおこなわれます。2000年度から始まった介護保険制度は、保険料の基準額が2倍になるなど高齢者にとって重い負担となっています。 介護保険特別会計の基金を活用して、保険料の引き下げを求めました。 市は、「介護保険事業計画策定委員会において給付バランスも踏まえ、基金の活用を含めて検討する」と答弁しました。 プラスチックごみの回収について 2015年1月からスタートしたプラスチックごみの回収は、宇治市、城陽市、久御山町、宇治田原町、井手町は毎週回収しています。 城南衛生管理組合(3市3町で構成)のなかで、八幡市だけが隔週回収となっています。 自治会からも毎週回収してほしいという要望が出ています。市に対して実施時期を示せと迫りましたが、市は現時点では時期は未定と答えました。